カセキョーで『いいね!光源氏くん』を妄想していたら、原作者がまさかのヅカオタだった話

勝手に舞台化&演出家論
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昨年、ムラで初めてのSS席で『ボー・ブランメル』を観ました。
そこで、人生で初めて「光り輝く」という言葉の意味を体感しました。

2幕目のショー、銀橋に立つカセキョー(華世京さん)。

彼女が笑った瞬間、その周囲だけ空気がぱっと明るくなる。
綺麗とか、美しいとか、そんな言葉では説明できない。

ただ、そこにいるだけで人の目を集めてしまう。

しかも神々しいだけではなく、どこか可愛らしさもある。
あまりの可愛らしさに思わず目で追ってしまった。

……そして、目が合った気がした(観劇あるある)。

そして、ふと思いました。

「光り輝くってこういうことか」

――あれ、この人、光源氏合うのでは?

この時はまだ、ここから思わぬ方向へ転がっていくとは思ってもいませんでした。


でも、今のカセキョーなら『新源氏物語』じゃない

宝塚で光源氏と言えば、やはり王道は『新源氏物語』です。

もしカセキョーがいつかトップスターになったら、完成された王朝絵巻の光源氏は絶対似合うと思います。

でも、今の私が観たいのは少し違いました。

もっと自由で。
もっと軽やかで。
もっと笑わせてくれる光源氏。

トップになる前だからこそできる遊び。

光っているのに、どこか天然。
キラキラしているのに、ジャージを着せても成立してしまう美しさ。

そんな光源氏。

えすとえむ先生の『いいね!光源氏くん』、ぴったりなのでは?

もともとこの作品を知ったきっかけはNHKドラマ。
ドラマでは千葉雄大くんと伊藤沙莉さんが主演されていました。
ジャージに烏帽子が衝撃的で、何となく記憶に残っていました。

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何度かLINEマンガで無料の範囲で何度か読んだことありますが、原作も面白くて、今回初めて冊子版形態にて課金しました。

しっかり課金して読み込むと思っていた以上に面白かったのです。


平安貴族、現代へ。しかもジャージを着る

主人公の光君。

ある日突然、現代へ迷い込みます。
居候先は、少しやさぐれ気味で、くたびれた平凡なOL・藤原沙織。

美意識高い光君なので、やさぐれ気味な沙織をあまり女として見ていません(笑)

沙織も、普段は光君を雑に扱い気味ですが、光君のあまりのイケメンぶりにたまにドキドキすることも。
光源氏を雑に扱う、という時点でかなり面白かったです。

問題はここから。

沙織、光君に高校時代のお古ジャージを着せます。平安貴族に。
しかし、光君、烏帽子だけは譲りません。
どうやら平安貴族にとって烏帽子はかなり大事なものらしく、烏帽子無しは裸同然の価値観らしい。

結果、

烏帽子+ジャージ

という強烈な組み合わせが完成します。
ジャージの下は埴輪のTシャツ、、、

絶世の美男子に何させとるねんと(笑)

最初は違和感しかありません。
なのに、読み進めると慣れてきます。

不思議なことに、

「あ、今日はジャージなんだ」

くらいになる。

逆にたまに平安装束へ戻ると、

「あれ、そう言えばこの人、本職、平安貴族でしたね」

となる。
慣れって怖い。

しかも光君、順応性が高すぎる。
スマホを覚える。SNSも使う。現代のスイーツにも顔をほころばせる。
現代生活に案外馴染んでいく。

でも、何故か高貴さは失われない。

ここが面白い。

カモ
カモ

ジャージ着ていても、イケメンはイケメン・・・・

しろっぺ
しろっぺ

沙織は星沢ありさちゃんが適役?


光君と中ちゃん、平安お笑いコンビ説

この作品、設定だけではありません。キャラクターが良い。

特に光君。

悪意なく周囲を巻き込む。
ちょっと天然。
あっけらかんとしている。
そして素直。

個人的には、この素直さと順応性の高さって、案外、光源氏の魅力の根底なのではないかと思いました。

でも、川原泉さんの『笑う大天使』の主人公3人の光源氏のディスっぷりもかなり抱腹絶倒です・・・

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一方、頭の中将こと中ちゃん。
彼もまた、平安時代から沙織の家に迷い込んできました。

こちらはまた違う魅力があります。

女性の扱いが上手い。
空気も読める。気遣いもできる。
思慮深い。

しかも現代への適応能力が高すぎて、ホストとして働き始めます。

しかもちゃんと働く。そのうえシゴでき男です。
堅実。料理もいつの間にか出来るようになっていて、プロ級の腕前。
平安貴族ならではの女性に目がない習性さえなければ、夫にしたい男ナンバーワンだったでしょう・・・

でも、完全無欠ではありません。
光君の隣に立つ人間として、どこか脇役側のコンプレックスも抱えている。
それでも光君のことを大事な友人として接している。

そこも良い。

光君が太陽なら、中ちゃんは月。

真逆なのに相性が良い。

しかも二人揃うと、ほとんどお笑いコンビです。

平安装束でバンジージャンプ。
ものすごい形相。

スキーやスノボ。

高貴さと生活感の落差。

美形を遊ばせるって、こういうことかと思いました。

カモ
カモ

これは光くん派と中ちゃん派で好みが分かれそう!

しろっぺ
しろっぺ

中ちゃんの方が人間的に魅力あって好きだなー


トンチキなのに、ちゃんと物語だった

正直、最初は配役妄想のために読み始めました。

でも途中から普通にハマりました。

光くんをやむなく自分の部屋に住まわせる、やさぐれOLの沙織。

キャバ嬢でネイリストを目指す妹・詩織。
沙織とは違って、華やかな美人であるけど、姉思いな一面があるのと、派手なようで彼女もまた堅実。

その友人でホストのカイン。
一見するとノリで生きているように見えて、その明るい巻き込み型のキャラクターで、どこかズレがちな光くん&中ちゃんコンビを引っ張ってくれる。
そして、中ちゃんとの友情も見どころです。

周囲のキャラクターも結構面白いです。

そして、途中からまさかの人物が登場します。

紫式部。

しかも彼女、実は光君たちより先に現代へ来ていて、物語の鍵を握っていたりする。

ここから、ただの日常コメディでは終わらなくなります。

笑っていたはずなのに、

「あれ、どうなるんだろう」

と続きが気になってくる。
気付けば私はコミックシーモアで課金してしまいました。
電子コミックについては、他にレンタ!もあります。
使いやすいところがいいと思います。

課金してしまったのは、完全に予定外です。

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そして最後に発覚した、まさかの事実

4巻巻末に、ドラマ化記念のえすとえむ先生へのインタビューマンガが載せられており、そこにさらっと宝塚のワードが。

……え?

オタクのカン、早速発動です。
ネットで調べてみると、原作者のえすとえむさんはかなりの宝塚ファン。

しかも、好きが高じてムラ移住。

日本一美しい“沼”へようこそ! 漫画家えすとえむが語る宝塚歌劇の魅力
宝塚歌劇好きが高じ、今年、東京から聖地である兵庫県・宝塚市に移住したという漫画家のえすとえむさんが、その熱く純粋な愛の源泉、知るほどに深い沼の魅力を語ります…

まさか、ここでヅカオタに巡り合うとは(笑)

でも、面白かったのが、インタビューマンガに描かれていた、光源氏くんドラマの撮影現場に見学に行った時、主要キャストたちのあまりのイケメンさ加減に目がくらみ、ポ●じいさん化し、帰りにマックでポテトのLサイズを食い尽くした話(笑)

そして、マックのポテトの話に、阪急宝塚線沿線のとあるマックを思い出しました。

阪急宝塚線沿線出身の知り合いに、終演後のムラの飲食店事情がサバイバル過ぎることを話したら、阪急宝塚沿線に、日本一美味しいマックがあると教えて貰ったことがあります。

豊中 庄内|【日本一美味しいマクドナルド?】ポテトとバーガー実食! | TOKK関西(トック関西)
豊中 庄内|【日本一美味しいマクドナルド】ポテトとバーガー実食!熱々ほくほくポテトにふわふわバンズ!

先生も、そこに行ったのか、個人的に気になりました(笑)

その後、先生のXを拝見しましたが、オタクの熱量がハンパなく、しかも、ジャンルも幅広くて、熱量が均等(笑)

私の中ではかなり意外でした。
えすとえむ先生、画風がクールな感じだったので、こんなに熱いオタク魂持っていたとは。

サラッとオシャレにヅカオタしてるのかなと思いきや、なかなかの熱い方で、親近感が一気に湧きました(笑)

私は、光り輝くカセキョーを見て光源氏を思い、再び『いいね!光源氏くん』を読んだ。

そしたら原作者がヅカオタだった。

偶然なのか、必然なのか。
少なくとも、私の妄想が、思わぬ発見に結びついてしまいました・・・

そして、やっぱり思う。

トップになったら王道『新源氏物語』。
でも今だからこそ、梅芸やブリリアくらいの別箱で、ジャージ姿で笑わせてくれる光源氏。

そんなカセキョーを、一度くらい観てみたいです。

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