ついに、正式発表されました。。。。
月組トップスター・鳳月杏さん、そしてトップ娘役・天紫珠李さんの退団。
SNSでは大きな衝撃が広がっていましたが、私自身は、不思議と「信じられない」という感情ではありませんでした。
むしろ最初に浮かんだのは、
「遂にこの時が来たか」
という、とても静かな気持ちでした。
もちろん寂しいです。
でも、ちなじゅりに関しては、ずっと覚悟していた部分もありました。
ガイズ以降、ずっとどこかで覚悟していた
特に『ガイズ&ドールズ』以降は、大劇場千秋楽のたびに、
「今回、発表があるのでは」
と、どこかで身構えていた気がします。
ちなつさんは高学年トップですし、長い時間を経て、ようやく辿り着いたトップスターでした。
だからこそ、ファン側も、
「この時間は永遠ではない」
ということを、最初からどこか理解していたのだと思います。
だから今回の発表も、突然の落雷というよりは、長く見つめていた終着点が見えた感覚に近かった気がしています。
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とは言え、5作目も行くんじゃないかとうっすら期待してた・・・

すっごいわかる・・・
ちなじゅりは、私を宝塚へ戻してくれた特別なコンビでした
私は、ちなつさんトップ就任時に、本格的に宝塚へ”出戻り”しました。
昔の宝塚を全て追っていたわけではなく、過去作品や映像を後から少しずつ遡っていった程度。
そんな私が、ちなじゅりに完全に惹き込まれたきっかけが、プレお披露目の全国ツアー『琥珀色の雨にぬれて』『Grande TAKARAZUKA 110!』の配信でした。
気付けば友の会に入り、劇場へ通い、「今の月組をちゃんと追いたい」と思うようになっていました。
『琥珀色の雨にぬれて』のちなつさんのスーツ姿が、本当に格好良かったんです。
しかも、じゅりちゃんのシャロンがまた美しくて、次から次へと、当時最先端のファッションを着こなす姿にも魅了されました。
ちなじゅりの並びを見た時、
「こんなにクラシカルな世界観がハマるコンビがいるんだ……!」
と、一気に引き込まれました。
最近の宝塚は、スタイリッシュ路線や現代的な演出も多いですが、ちなじゅりには、”古き良き宝塚のロマン”が本当に似合っていたと思います。
しかも、久々に”コンビ萌え”したトップコンビでした。
単に美しいとか、お似合いとか、そういうだけではない。
ちなじゅりには、”大人の空気”がありました。
ベタベタしすぎないのに、深い信頼感がある。
芝居では、ただ恋愛を演じるというより、「人生を共に歩いてきた男女」のような関係性が自然に成立していた。
だから観劇後に残る満足感が、とても深かったんです。
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退団はすっごく寂しい・・・

同時退団がせめてもの救いでした・・・
“大人の月組”を作った唯一無二のちなじゅり
ちなじゅりの魅力は、むしろ、”成熟した空気”そのものが魅力でした。
高学年だからこそ出せる大人コンビの魅力は唯一無二でした。
安心感があるのに、ちゃんと色気がある。
落ち着いているのに、舞台温度はしっかり高い。
その絶妙なバランスが、本当に唯一無二でした。
そして、ちなつさんは、ただ真ん中に立つだけではなく、”組全体の空気”を作るタイプのトップさんだったと思います。
月組全体に流れる穏やかさや、大人っぽさ、芝居の温度感。
そういうものを、ちなじゅりが自然に作っていた気がするんです。
だから今回の退団は、単なるトップ交代以上に、”月組という組の空気が変わる瞬間”でもあるのだと思います。
ショーを見ながら感じていた「次の世代への引継ぎ」
そして最近は、今回の本公演を観ながら、「次の世代への引継ぎ」が始まった感覚もありました。
特に前回の月組公演のショー『水晶宮殿(クリスタルパレス)』の場面場面で強く感じました。
きちんと正式発表があるまでは書くべきではないと考え、観劇レポにはあえて書かなかったことです。
舞台全体から、”次の月組”の輪郭が少しずつ見え始めているように感じていました。
宝塚って、不思議なもので、明確な言葉がなくても、舞台の空気から世代交代を感じる瞬間があります。
若手の扱い方、場面の重心、スターの見せ方。そういうものが少しずつ変わっていく。
だから観劇後、なんとなく心のどこかで、
「そろそろ、なのかもしれない」
という感覚を抱いていました。
おだりりの場面で「おだちんトップ大丈夫だな」と思った瞬間
そして私にとって決定的だったのが、おだりり(風間柚乃さん&白河りりさん)の青年とマッチ売りの少女との淡い初恋の場面でした。
おだちん(風間柚乃さん)は、以前から実力も存在感も十分にある方だと思っていました。
ただ、その一方で、あまりにも”渋すぎる”。
良い意味で若手っぽくなく、早い段階から完成された芝居をする男役さんだったので、
「このままトップになった時、ちゃんと”青年役の真ん中”が成立するのだろうか?」
という不安も正直ありました。
ですが、あの場面を見た瞬間、
「あ、おだちん、トップ大丈夫だな」
と思ってしまったんです。
ただ上手いだけではなく、相手役と組んだ時の空気、包容力、ロマン性、”恋愛の真ん中”に立つ説得力が、一気に見えた気がしました。
その瞬間、私は同時に、
「ああ、ちなじゅり時代は、そろそろ終章へ向かっているのかもしれない」
とも感じていました。
ちなつさんへの批判がつらかった時、大野先生の言葉に救われた
今回の退団発表で、もう一つ思い出したのが、大野先生の言葉です。
ちなつさんの任期が3作以上確定した頃、一時期SNSではかなり批判的な空気が流れていました。
学年のこと、任期のこと、人事のこと。
今思い返しても、ファンとしてはかなりつらい時期でした。
私自身、あの頃はSNSを見るたびに落ち込んでいました。
そんな時、スカイステージの番組で、大野先生がちなつさんへ寄せていたコメントが、本当に温かかったんです。
「鳳月杏という人が、どれだけ舞台を支えてきたか」
「どれだけ素晴らしくて魅力的な男役か」
を、舞台人として真正面から語ってくれているように感じました。
ファンが言葉にしたかった想いを、代弁してくれたような気がしたんですよね。
大野先生への不安と信頼、どちらも本音です(笑)
正直に言うと、大野先生の作品は、”かなり癖が強い”時もあります(笑)。
お披露目公演『ゴールデン・リバティ』も、先生ご自身の”西部劇愛”がかなり詰まった作品でした。
もちろん、西部劇が悪いわけではありません。
ただ、ファンとしては、
「ちなつさんのお披露目で、まず浴びたかったのはコレジャナイ……」
という気持ちは、正直ちょっとありました(笑)。
ちなつさんの魅力って、やはり、
- スーツ
- 燕尾
- クラシカルな男役美
- 都会的な色気
- 静かな熱量
こういう部分だと思うんです。
だからこそ、ファンとしては、
「大野先生、今回は趣味を少し封印して、皆が観たい”カッコイイちなつさん”をお願いします……!(笑)」
という気持ちになります。
しかも、その”カッコイイ”は、ファンだけに刺さるものではなく、
「誰が見てもカッコイイ宝塚王道の男役!」と思えるちなつさんなんです!!!
『琥珀色の雨にぬれて』で見せてくれたような、クラシカルで大人の色気があるちなつさん。
あの魅力を、最後の作品でも思い切り浴びせてほしいです。
もちろん、不安だけではありません。
大野先生は、ちなつさんを一番理解し、あの当時の不穏な空気から、ちなつさんと私たちファンの心をしっかり守ってくれた素晴らしい演出家だとも思っています。
だからこそ、ちなじゅり最後の作品を担当することには、どこか運命的なものも感じています。
最後は”これぞ宝塚”なクラシカルレビューで送り出してほしい
そしてショー作品。こちらはもう、願いは一つです。
どうか、王道クラシカルレビューで、盛大に送り出してほしい。
稲葉先生、どうぞよろしくお願いします!
最近のショーは、スタイリッシュ路線やコンセプト重視の作品も多いですが、ちなじゅりにはやはり、
「これぞ宝塚」
というレビューが似合うと思うんです。
19世紀末から1914年にかけてパリを中心に花開いた華やかな文化をテーマにしていると聞いているので、私は今、密かに”カリオカ的場面”を期待しています。
クラシカルな燕尾服の紳士たちと美しいドレスを身に纏った淑女たち、大人の色気、群舞、シャンソン、大階段――。
ちなつさんは、立ち姿や”間”で魅せる男役さんです。
だからこそ、古き良きレビューの世界観が本当に映える。
そして、その隣には、成熟した空気を自然に纏えるじゅりちゃんがいる。
最後はぜひ、”大人の月組”を、美しく、誇らしく、華やかに送り出してほしいです。
ちなじゅりを最後まで見届け、次の月組も見守っていきたい
『RYOFU』『水晶宮殿(クリスタルパレス)』東京公演は、あと2回観劇予定があります。
ヨシマサショーは、まだまだ理解が追いついていないですが(笑)、この貴重な時間を大切に過ごしたいです。

そして来年のムラも、絶対に行きたいと思っています。
ちなじゅりは、私を本格的に宝塚へ戻してくれたトップコンビでした。
だから最後まで、しっかり見届けたい。
そして、ちなじゅりを気持ちよく送り出した上で、次の月組も引き続き見守っていきたいと思います。
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『RYOFU』は目ん玉かっぽじってしっかり拝見します!

『水晶宮殿(クリスタルパレス)』は薄目をなんとか見開いて頑張って拝見します・・・
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