さて、東京・歌舞伎座の四月大歌舞伎は先日の月曜日に千穐楽を迎え、上演は終了してしまいましたが、初めての歌舞伎座デビューは非常に満足の行くものとなりました。
記事にするには少し出遅れてしまった感がありますが、備忘録として今回、記事として残しておこうと思います。
よろしければ少しお付き合い頂けますと嬉しいです☺️

歌舞伎座デビュー、思っていたよりずっと気楽だった
「歌舞伎って敷居が高そう」
最初はそんなイメージがありました。
そんなイメージを覆してくれた『流白浪燦星 碧翠の麗城』
あまりに楽しくて、観終わって興奮冷めやらぬうちに、歌舞伎座の四月大歌舞伎・夜の部のチケットを勢い余って購入→あっという間の歌舞伎座デビューと相成りました(笑)
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映画『国宝』がきっかけではなかったです(笑)

宝塚友の会の東京公演がなかなか当選しないフラストレーションも溜まっていたよね・・・
↓この時の歌舞伎デビューの感想記事はこちらから

歌舞伎座は格式高く、着物で観劇に来られる方が多いイメージがあるのでドキドキしましたが、
実際に行ってみると、その印象はいい意味で裏切られました。
着物の方も一定数いましたが、3階席ということもあってか服装はそこまで気にする必要はなく、私が行った日は、全体の雰囲気も堅苦しさは感じませんでした。
むしろ客層は落ち着いていて、居心地の良さすらありました。
また、ロビーは思っていたよりもコンパクトで、ロビーと客席が近い構造でした。
3階席でも十分楽しめる?実際の見え方と体験
今回の観劇は3階A席。
正直なところ「ちゃんと見えるのかな?」と不安もありましたが、思っていた以上に舞台は見やすく感じました。
宝塚のようなオーケストラピットや銀橋がない分、3階席でも舞台と客席の距離が近かったです。

ただし、席はややコンパクトなので、長時間の観劇では少し窮屈に感じる場面もあります。
この場所だと着物よりも動きやすい洋服の方が適切でした。
オペラグラスは、ヒノデの5倍で十分でした。
特に「連獅子」では、オペラグラスで表情も全身も同時にしっかり追うことができました。

ちなみに、購入する前に実際の使用感を確認したいと思い、レンティオさんのレンタルを活用。
日の出さんのオペラグラスは結構高価なので、レンタルで実際の使用感を確認出来るのは有難いです。
オペラグラスの仕組みについて色々知りたい場合は、日の出工学さんが詳しい解説本も出しているのでご興味あればこちらも読んでみてください。
私はこちらの本を読んだ後に、レンタルで現物を借りるに至りました。
夜の部の各演目について
夜の部の編成は『本朝廿四孝』『連獅子』『浮かれ心中』の3つの演目。
若手の歌舞伎役者さんの出演が多く、華やかさと勢いが魅力のラインナップ。
その影響か、土日の夜の部はお手頃価格のチケットが軒並み売り切れで、なんとか都合つけて平日夜に馳せ参じました。
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夜の部は何としても見たかったから頑張った!!!

仕事早退して行った甲斐あったね。
八重垣姫の情熱と腰元濡衣の艶やかさ|錦絵のような美しさ
時三さんの可憐な八重垣姫と、七之助さんの艶やかな腰元濡衣の対照的な美しさが印象的な『本朝廿四孝』。
実は、ほとんど予習なしで臨んだため、イヤホンガイドがなかったら危うく、チンプンカンプンで終わっていた可能性高いのでイヤホンガイド様様です!
八重垣姫がたおやかなお姫様かと思いきや、これが結構、パワフルで情熱的なお姫様。
お姫様のお召し物の「赤」は情熱を表しているそうです。
八重垣姫が十種類の名香を合わせた組香をたいて、許嫁の武田勝頼を供養している場面から始まるのですが、舞台から何ともいい香りが漂ってきて、物語の世界に引き込まれました。
連獅子が圧巻すぎた|右近&眞秀の若さと躍動感
今回一番印象に残ったのは、やはり『連獅子』。
尾上右近さんと尾上眞秀くんの、血縁関係はないけれど、自分の個性をフルに活かして自在に活躍する音羽屋の若手コンビによる連獅子は、伸びやかで躍動感にあふれていました。
後半の毛振りの迫力もさることながら、それ以上に印象的だったのは、
序破急のメリハリとともに、最初から最後まで衰えることのない圧倒的なエネルギー。
若さ全開のダイナミックな舞いとは裏腹に、凛とした涼やかな表情に、終始目が離せませんでした。
眞秀くんは、まるで五月人形のような凛々しさ。
華のある2人の舞台は、観ているだけで目の保養でした。
(オペラグラス越しに右近さんと何度か目が合った気がしたのは、たぶん気のせい…笑)

浮かれ心中|笑えるのに切ない、新しい歌舞伎
3幕目の「浮かれ心中」は、井上ひさし脚本の新しい歌舞伎。
セリフは口語体でとても分かりやすく、初心者でもすっと入り込める作品でした。
勘九郎さん・七之助さん・八代目菊五郎さんという華やかな顔ぶれも見どころ。
絵草紙作者として何としても名声を得たい材木商の若旦那が、実家の財力をフル活用して(笑)、全力で奇策を繰り広げる様は、ポップでコミカル、終始抱腹絶倒なのですが、ラストでの花魁とのウソの心中では、パフォーマンスでハッタリかます筈が、最後は花魁の間夫に刺されてしまい絶命、しかも、皮肉なことに死んでから名声を得る、という笑えない展開に。。。。
ラストはネズミにまたがる宙乗りで、小さな世界の邦楽バージョンで賑やかに締めくくられる華やかな演出ながら、どこか切なさが残る、不思議な余韻のある作品でした。

正直レビュー|初心者は色々準備を
今回の公演は、3幕構成で休憩を含めて約4時間半。
宝塚の2幕(約3時間)に慣れていると、正直かなり長く感じます。
実際、楽しい気持ちはありつつも、3幕目では少し眠気が…。
特に仕事帰りだと、体力的にきついと感じる人もいるかもしれません。
一方で意外だったのはトイレ事情。
宝塚ほど長蛇の列にはならず、比較的スムーズでした。
初心者はイヤホンガイド必須!
今回、強くおすすめしたいのがイヤホンガイド。
歌舞伎は独特の言い回しや背景があるため、ガイドがあるだけで理解度が大きく変わります。

ただし、キャッシュレス決済はEdyや交通系ICなどのFeliCa系のみ対応で、コード決済が使えない点には注意が必要です。
また、歌舞伎座5月~12月公演の毎月第2日曜日はイヤホンガイドの無料貸し出しがあるそうです。
観劇前後も楽しい|木挽町広場での過ごし方
地下の木挽町広場も、初心者には嬉しいポイント。
観劇前の時間つぶしにもぴったりで、お弁当や軽食も購入できます。
グッズや関連書籍も充実していて、入門本も充実しています。
劇場に入る前から「歌舞伎体験」が始まっているような感覚で、
初めてでも気軽に楽しめる空間でした。

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後日、図書館で上2冊を借りました。絵がきれいで読みやすいので、読み終わったら購入予定です。

その場で買わずに図書館で借りるって、相変わらず抜け目ないねー
18:30で営業終了になるため、夜の部は、お弁当や気になるお土産は開演前の購入をおすすめします。
まとめ|思っているより気軽、でも準備で満足度が変わる
初めての歌舞伎座は、想像していたよりずっと気軽で、
初心者でも十分楽しめる場所でした。
一方で、公演時間の長さや座席の狭さなど、事前に知っておきたいポイントもあります。
イヤホンガイドを活用する、体調に余裕を持つなど、少し準備をするだけで満足度は大きく変わります。
そして何より、連獅子はまた観たいと思えた圧巻の舞台。
またぜひ訪れたい、そう思える歌舞伎座デビューになりました。
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