今回、初めて東京宝塚劇場の立見を体験してきました。
正直に言うと、最初は少し不安もありました。
「ちゃんと見えるのかな?」「ずっと立ちっぱなしでしんどいのでは?」と、気になることはいくつか。
ですが、結論から言うと――
立見、想像以上に楽しかったです!
1500円という価格とは思えないほど、しっかり“観劇”として成立していて、大満足の体験になりました。
立見って実際どうなの?気になっていたこと
立見と聞くと、どうしても気になるのがこのあたり。
- 視界は確保できるのか
- 周りの人とぶつからないか
- 長時間立ちっぱなしで耐えられるのか
私自身も、このあたりが一番の不安ポイントでした。
実際に体験してみたらこうだった
今回の立ち位置は20番台。
シールの前に立つ形で、いわゆる“千鳥配列”になっていました。

これが思っていた以上に見やすくて、前の人と完全に重ならないため、視界が抜ける瞬間がしっかりあるんですよね。
(以下、立見からの眺め)


心配していた視界の問題は、ほとんど気になりませんでした。
また、隣の方との距離感も程よく、ぶつかることもなく快適。
後ろの人を気にしなくていいというのも、思っていた以上にストレスが少なくて良かったです。
唯一の難点は、やはり足腰の疲れ(笑)
ここは立見ならではですが、それを差し引いても十分楽しめました。
今回も大活躍のフリーフォーカスなオペラグラス
今回はフリーフォーカスのオペラグラスを使用していたこともあり、ピント調整に気を取られることもなく、立見でも観たいスターさんを自分のペースでしっかり追うことができ、観劇に集中できたのも大きかったと感じています。
立見エリアからの距離だと体感、倍率10倍でちょうど良かったです。
一度で近くにいる複数名も追いやすいし、そこそこ「人+背景」込みなので、自分にとっては理想的な見え方になりました。
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東京宝塚劇場だと、倍率10倍の本領を発揮するのは「A席」「B席」「立見」だね。

逆にS席エリアや1階席だと、10倍はやや拡大気味で、「特定の一人」がクローズアップされる感じ。
(今回の立見エリアからの観劇は、こちらのオペラグラスが大活躍!)

立見で気づいた「観劇の自由」
今回の体験で一番印象的だったのはここです。
「自分の観たいように観られる自由は、席に関係ない」
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そういえば、歌舞伎観るようになってきたら、どの席でも楽しめる気がしてきたかも‥

歌舞伎は、席ごとに見え方が違う=席の値段設定が明確だからね。
配信だと、どうしてもカメラの切り替えによって、
“他人の視点”で作品を観ることになります。
「今ここを観たいのに!」と思っても、それが叶わない瞬間がある。
一方、劇場では――
どこを見るかは完全に自分次第。
立見であっても、その自由度はまったく変わりませんでした。
今回、立見という少し引いた距離から観たことで、
これまでとは違う見え方があったのも大きな発見でした。
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もう少し、柔軟に観劇を楽しもうと思いました。

良席の定義は一つじゃない。
引きで観ることで見えたもの
舞台全体の構成や動き、空気感がとてもよく見えて、
むしろ作品の“解像度”が上がったように感じたのです。
特に印象に残ったのが、2幕目のショー『DYNAMIC NOVA』の海王星のタンゴ。
ありちゃんともえこの男役の色気、めぐみちゃんの艶やかな女役、ストーリー性ある場面など、これが観たかった!!!が詰まったこの場面がやはり、一番お気に入りです・・・・
ドレス姿でありながら、めぐみちゃんの“待つ女”の佇まいは、むしろ、竹久夢二の美人画のような儚さがありました。
このせいか、湿度のある和の情緒も感じた場面となりました。
さらに、歌い手であるもえこがストーリーテラーのように存在していることで、
物語を俯瞰して見せるような構造になっています。
実際の観劇では、歌詞よりも舞台に目が行ってしまいがちですが、もえこの歌が時折、女王の心の内も代弁しており、感情が昂る局面は、急にアップテンポに転じ、例えるなら激しい嵐を思わせるリズムに変調します。
自在に変調するリズムは、オーケストラの演奏に乗るとドラマチックで、壮大なメロドラマ(昼ドラ・笑)を見ているかのよう。
タンゴの曲調・リズムが時折変化する点・華麗でドラマチックなオーケストラ編曲は、どこか大正・昭和の浪漫も滲み出ていて、椎名林檎と斎藤ネコがコラボした『平成風俗』の世界観を連想してしまいました。
こうした空気感や構造に気づけたのは、
立見という距離感だからこそだったのかもしれません。
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瞬時に、「これ、椎名林檎のPVじゃん!」って思ったよ。

また、観ながら別のこと連想しちゃう悪いクセが発動してるね・・・
まとめ|立見は“別の楽しみ方ができる席”
今回改めて思ったのは、
立見=我慢する席ではないということ。
むしろ、
- 自分のペースで観られる自由
- 一番後ろなので、後列の人に気を遣う必要ゼロ!(でも、立見レーンの近隣の方には要配慮)
- 全体を俯瞰できる視点
- そして1500円!!!!!
を考えると、かなりコストパフォーマンスの高い観劇スタイルだと感じました。
立見は決して“妥協の選択”ではなく、
観劇の楽しみ方を広げてくれる席でした。
「ちょっと気になっているけど不安…」という方がいたら、
一度体験してみるのもアリだと思います。
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立見って修行かと思ってた…

いや、普通に楽しいよ
全部違って、全部イイ。
この日座る席の場所はバラバラだけど、手元に来たチケットは縁あって、自分の元にやってきたものばかり。
その時どきのご縁に感謝し、その日の場所から見える景色にめいっぱいの思いを馳せて、かけがえのない時間を大切に過ごしていければと思います。
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